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”どろぼうばし”から喜多院へ

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 喜多院・本堂に向かって左の方へ道が続きます。その先にあるのが「どろぼうばし」です。
 ~昔この橋は1本の丸太橋であったといわれ、これはこのころの話である。
 ここ喜多院と東照宮の境内地は御神領で、江戸幕府の御朱印地でもあり、川越藩の町奉行では捕まえることができないことを知っていた一人の盗賊が、町奉行の捕り方に追われ、この橋から境内に逃げ込んだ。しかし盗賊は寺男たちに捕らえられ、僧侶に諭され悪いことがふりかかる恐ろしさを知った。盗賊は厄除元三大師に心から罪を許してもらえるよう祈り、ようやく真人間に立ち直ることができた。そこで寺では幕府の寺奉行にその処置を願い出たところ、無罪放免の許しが出た。その後、町方の商家に奉公先を世話されると、全く悪事を働くことなくまじめに一生を過ごしたという。
 この話は大師の無限の慈悲を物語る話として伝わっており、それ以来、この橋を「どろぼうばし」というようになったということである。~
 目立たない所にありますが、地元の人にはよく知られた橋です。

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 橋を渡るとこんな風景。

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 ここから先は有料。(文化の日だったかなぁ?無料開放される日がありました)お庭がきれい。客殿 徳川家光誕生の間・湯殿・厠 、書院 春日局化粧の間 があります。

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by assazy | 2008-05-24 07:35 | 散歩