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義経と郷姫 

 
 あまり知られていないことなのですが、源義経の正妻は川越出身なのです。華やかな静御前は有名ですが、河越重頼の娘郷姫(さとひめ)は、義経の娘を産み、奥州衣川で義経と共に最後を遂げた女性なのです。私もこの本を読むまで知らないことでした。
 入間川左岸に接する現在の河越館跡には、常楽寺があります。館跡からは、中国製の白磁や青磁の破片など、たくさんのものが出土されたそうです。常楽寺の一角に、河越館址碑があり、土塁と堀跡を見ることが出来ます。のどかで、四季を感じることの出来る所です。
 郷姫は、河越館や、慣れ親しんだ、入間川の風景を思い出したのでしょうか。川越市街からは少し離れますが、この本を読んで、遠い昔に思いをはせるのも良いと思います。
 「義経と郷姫 悲恋柚香菊 河越御前物語」 篠綾子著、角川書店出版、定価1,575円です。

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by assazy | 2007-08-23 17:11 |